君との恋は面倒すぎる

 スマートフォンの画面が光り確認すると、また蒼空くんからのLINEのメッセージが表示されていた。恐る恐る開き薄目で見ると«じゃあ、出来る日はお願い»と書かれていて、思わずガッツポーズをした。

 それからすぐ紗月の方に笑顔を向ける。


「紗月やった!作って良いって!」

「良かったね、早速、食べられないもの無いかとかいろいろリサーチしなきゃ」


 紗月の優しい声色に首を縦に振った。

 これでまた蒼空くんの事を知れるきっかけになった。
 毎日話せる口実も出来た。

 中学生の頃からこんなに多く関われたことは少なく、わかりやすく浮かれた。


『蒼空くん!今日のお弁当!』

『ありがとう、日和。毎日料理上手な彼女の弁当食べられて嬉しいよ』

『蒼空くん…』


 乏しい妄想劇が脳内で繰り広げられており、意識をどこかにやっている私に気付いて出たよと呆れた顔をする紗月に私は気付かない。そしてもう慣れっこなのか既に紗月は頬杖を着きながらスマートフォンを見ていた。