君との恋は面倒すぎる

 無くなったことが私も悲しくて、寂しかったように、蒼空くんも同じ気持ちでいてくれたことが嬉しかった。

 蒼空くんの提案に何度も首を縦に振ると、ほんの少し照れ臭そうに笑みを零している。

 可愛いのですが、うちのダーリンが。


「それともうすぐクリスマスだけど、どうする予定?」


 蒼空くんからの話題に、ほんの少し驚いた。

 今年は諦めていたところもあったから。


「クリスマス、してくれるの?」

「昨年、楽しかったから。今年もやるでしょ?テストも悪くなかったみたいじゃん」


 喧嘩しててもちゃんと見てくれてたというのがわかる発言に、胸がぎゅうっと締め付けられる感覚がした。

 改めてこの人ってば、こういうさりげないことでときめかせてくるんだった。


「今年は、長く一緒にいられるね!」

「…うん、何したいか考えといて。俺も考えとくから」


 最近は、蒼空くんも変わったのか、昨年よりもずっと甘く向き合おうとしてくれる時間が増えた。

 時々冷たい発言もあるけど、それが本来の蒼空くんだ。
 今は甘すぎて時々困惑してしまうほど。

 この二か月間寂しかったから、ずっとふたりきりで居たい。


「蒼空くんの、お家に行きたいです」


 遠慮気味にそういうと蒼空くんはこちらにバッと視線を向けた。

 さすがに図々しい?

 その反応が何だか恥ずかしい。

 返事を待っていると、彼は顔を顰めていた。


「…家は、やめよう。特に俺の家は」


 蒼空くんの言葉でなんて返せばいいかわからなくて「そ、そっか!そうだよね!」なんてハイテンションで返してしまう。

 二人きり、嫌だったかな、とそんなことを思いながら、反省していると、蒼空くんは言葉を続ける。