君との恋は面倒すぎる

「あ、ありがとう」

「ねぇ、何してんの。本当。」


蒼空くんのその言い方は、どちらかと言えばここに来たことを責めるような言い方だ。


「ごめんね」

「…そんな事しなくても時間まで共有フロアで話せたのに。バカ」


そう言って私を立たせて、蒼空くんもベッドから立ち上がる。


「部屋の鍵、ある?」

「うん、私持ってるけど…何で?」

「じゃあいいや、島崎。戻ってくるまで部屋借りるから」


そう言ってみんなの元から手を引いて歩き出す。


「えっ、どこに?」

「君の部屋、リスク犯すなら俺の方がいいでしょ。日和は、こういうの見つかりそうだし。」


そう言ってフロアが違う私の部屋の方まで非常階段から向かう。