君との恋は面倒すぎる

「えっ、と。つまりどういう意味で?」

「…可愛いって言ってんの。自覚しなよ、自分がどんだけ可愛いか。無自覚で俺の事振り回さないで。」


振り回してるのは、蒼空くんの方だよ。

いつも態度とか言葉が遠回りしてくるから、私は不安にされるのにいつもこんな風に本音が甘酸っぱくて。

いつも最後には欲しい言葉くれる。

可愛いってずっと言って欲しかった。


「…こっち来て」


そう言って岩裏の影に連れていかれて、みんなの方には見えないように隠される。

前には蒼空くんが居て、背には岩裏。

逃げられないように間に挟まれて閉じ込められる。

こんな風に見つめ合うことも初めてじゃないのに照れくさい。