君との恋は面倒すぎる

「お願いします!紗月さん!」

「はいはい、ほら急ぐよ。」


慌てて水着に着替えると、髪のセットとうっすらメイクも施してくれる。

紗月は本当に手先が器用で、浴衣の時のメイクは紗月がやってくれた。

今回もかなり可愛く施してくれて、いつもと違う自分を見て緊張してきた。

可愛いって思ってくれるかな、蒼空くん。

茉莉ちゃんは海には入らないつもりなのか私服に着替えている。


「よし、出来た。ほら!行こう!さっき薫が海に出るって連絡寄越してきてたから多分柊くんもいるよ」

「ありがとう、紗月!」


御礼を済ませて3人でビーチの方に出る。

人はたくさんいて、この中から探すのが難しい。


「もう既にめげそう…」

「ここまで来て?」


呆れ笑いする紗月。

3人で浜辺をゆっくり歩いて、散歩する。


「あれ?紗月じゃね?」