君との恋は面倒すぎる

「それに島崎は唯一話せる人間が俺と日和しかいないだけで好きとかじゃないよ」


 ほら…、言っても何も変わらない。

 そんな風に私の不安よりも、茉莉ちゃんの現状を考えて話してる。

 好きだからあんな風に寄ってくに決まってるじゃん。
 女心がわからないから?それとも鈍いの?

 もうすべてが嫌になる。私の話をもっと聞いてほしいのに、まともに取り合ってくれていないように感じる。


「…そっか」


 少しだけ笑いを零して席から立ち上がる。


「どこ行くの」

「ごめん、もうひとりにして欲しい」


 泣きそうになるのを、その場から走り去る。

 今まで私の言う事を、すべて分かってくれて理解してくれてた。

 こんな風に衝突するの初めてでどうしたら良いか分からなかった。

 こんなに苦しいのは…、初めてだ。