君との恋は面倒すぎる

 しばらく眠ると、3時間ほど時間が経っていた。

 身体を起こすとさっきよりは体調も良くなっていた。

 蒼空くんを探すと、椅子に座って顔を俯かせている。

 ベッドから出て蒼空くんの元に寄ると、綺麗な顔をして眠っていた。

 可愛い寝顔。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

 じーっと見ていると蒼空くんの目がそっと開く。


「おはよ、蒼空くん。」

「おはよ、体調はどう?」

「うん、頭痛もないよ」


 そう答えると少し安心したような様子で私の額に手を伸ばす。


「熱も大丈夫そうだね」


 少し安堵すると、額から手を離す。

 みんなが戻ってくるまでまだ時間がある。

 午後五時くらいに戻ってくるけれど、今は昼の一時。

 部屋のノックが鳴る。
 ドアの方に向かい、ドアを開けると、先生だった。


「七瀬さん、体調どう?」

「だいぶ良いです」

「そう、よかった。二人分のお昼、ホテル側から用意していただいたから渡すわね」


 差し出されたトレーを受け取り、軽く頭を下げる。


「すみません、ありがとうございます」

「いいえ、お大事に」


 そう言って優しく笑いかけると、立ち去っていく。