君との恋は面倒すぎる

蒼空くんは特に反応せずスケジュール表を見ているだけ。


「茉莉ちゃん、別に隠していたわけじゃないんだけど、言わなくてごめん。」

「ううん、良いの。気にしてない」


そう笑ってくれる茉莉ちゃんにほんの少し安心した。

言ったら気を遣わせるかもなんて思っていたとはいえ、言っておけばよかったのかもしれない。


「えか日和ちゃん良かったね。蒼空と組めて」

「え!?」


薫くんの発言に驚いて薫くんの方を見ると、にやにやとこちらを揶揄う表情をしていた。

澤山くんまでもが便乗してにやにやとしている。

そんな子供みたいな揶揄い方に思わず頬が熱くなっていく。


「日和ちゃん、顔真っ赤なんだけど」

「…揶揄うのやめてよ」


恥ずかしくなってきて両手で顔を覆う。

蒼空くんもいるのに何で私だけ。

蒼空くんの方を見ると、いつもと変わらない表情でまた退屈そうにペン回しをしている。

こういう時に私も動じない様になりたい。