君との恋は面倒すぎる

「とりあえずここ4人固まらね?」


薫くんの提案に私もそうしたいのは山々だったけど、多分茉莉ちゃんは嫌がるんだよね。

私だって蒼空くんと同じ班にしたい。


「…茉莉ちゃん」


声を掛けると首を横に振っている。

だよねー…。


「え、組んどかないと班決められないと思うけど、周りも組み始めてるし」


薫くんの少し困った様な声に私も少し焦ってしまう。

こういうの茉莉ちゃんの事情で勝手に話されたくもないだろうし、男子が苦手だからなんて薫くんが聞いて、その反応で茉莉ちゃんが傷付くのも避けたい。

どうしたらいいか悩んで、蒼空くんを見るとふと目が合う。


「…薫、俺等がダメなんだよ。あの子」


蒼空くんが結構強引に誘ってくるのを止めてくれる。


「え?」

「男子が苦手なのにグイグイ来られたら嫌だろ。そろそろ引いとけ」


蒼空くんの優しい所好きだなって思う。

人のために何か発言したりしてくれる所。

それに、意外と見ていてくれて察してくれる。