君との恋は面倒すぎる

───Side 日和


 翌日、ヘアセットをし、制服を着て、ショルダーバッグに必要なものだけ入れる。

 財布、スマートフォン、しおり、ペンケースくらいで、他に持っていくのは特にない。


「茉莉ちゃん、今日予定は?」

「今日、紗月ちゃんが一緒に回ってくれるって言ってた。後、その、班の男の子もいるらしいの…」

「あ、そうなんだ」


 茉莉ちゃんは少し不安そうだったが、紗月がいれば安心かと思った。

 同時に私が傍にいてあげられない罪悪感がほんの少し漂う。


「今日一緒に回れなくてごめんね」

「…ううん、楽しんできて」


 笑顔で送り出してくれる茉莉ちゃんに、少し安堵して一緒に部屋を出る。

 ホテルからバスに乗って、現地について各自解散したら、蒼空くんと合流する。

 三泊四日も一緒にいれるなんて、すごく幸せ。
 毎朝見かけて顔を見合わせて…、学校で見かけるのとは全然違う。