「日和、柊くんの彼女なのを妬んでるだけなんだからあんなの聞く必要ないから」
紗月がそう言って私の耳を塞いでくれる。
お似合いとか思われてないのは知ってたけど、いざ聞くとしんどいな。
「そんな陰口をでかい声で話す子嫌だけどね、俺」
薫くんが廊下にいる女子に聞こえるように大きめの言う。
その女子もその言葉を聞いて肩を揺らしていた。
2人共私に気遣って…、そんな気持ちが嬉しい。
「ありがとうね、薫くん」
「気にしなくて良いよ、本当。紗月も優しいじゃん?」
「優しいとかじゃなくてムカつくでしょ。友達の悪口は」
そういう所が優しいって事に紗月は気付いていない。
少しだけ2人のお陰で勇気が出た。
紗月がそう言って私の耳を塞いでくれる。
お似合いとか思われてないのは知ってたけど、いざ聞くとしんどいな。
「そんな陰口をでかい声で話す子嫌だけどね、俺」
薫くんが廊下にいる女子に聞こえるように大きめの言う。
その女子もその言葉を聞いて肩を揺らしていた。
2人共私に気遣って…、そんな気持ちが嬉しい。
「ありがとうね、薫くん」
「気にしなくて良いよ、本当。紗月も優しいじゃん?」
「優しいとかじゃなくてムカつくでしょ。友達の悪口は」
そういう所が優しいって事に紗月は気付いていない。
少しだけ2人のお陰で勇気が出た。

