君との恋は面倒すぎる

「で、何か用事だったの?」


お昼に手を付けながら、私と蒼空くんは話し始めた。


「…昨日の告白、受けてもらえたん、だよね?私」


そう聞くと蒼空くんはこちらに視線を向けた。

聞いといてだけど答え聞くのが怖いかも知れない。

いいよって言ってもらえたって思ってたけど気の所為?

それともやっぱなしとか言われたら…。


「…うん」


短く返ってくる返事に安堵した。

勘違いじゃなかった。

それだけでも嬉しくて泣きそうになる。


「良かった、夢でも勘違いでもなくて」

「七瀬」


私の名前を呼ぶ蒼空くんを見ると、何考えてるかはわからない。

それでも真剣な顔に緊張する。