たまたま登校時間が被って、今年も見かけてしまったのだけど、蒼空くんが下駄箱をいつもの様に開ける朝。
ガラガラガラガラ…
凄い音を立ててたくさんの小さな箱が落ちる。
その小さな箱は言うまでもなくバレンタインチョコレートなどの贈り物で、それが床に落ちた瞬間、朝から蒼空くんが凄く嫌そうな顔をしていた。
見てるこちら側としてはそんな漫画のような、美男子のお決まり展開ある?とツッコみたいところだけど、言ったらさらに不機嫌になりそうなので黙っておいた。
「お、おはよう?」
恐る恐る蒼空くんに声を掛けると、こちらを無表情で見て「おはよ」と無表情だけど普通には挨拶を返してくれる。
「うっわ、すっげぇな」
後ろから薫くんの声も聞こえてきて、蒼空くんのチョコの量を見て苦笑いしていた。
さすがにモテる男子の薫くんでも若干引くレベルのものらしい。
「え、薫くんも朝からすごい荷物だね?」
「ああ、今登校して来る時渡されて、どうやって持って帰ろうね」
そう言いながら呑気に笑っている。
蒼空くんはそんな様子を気にすることも無く、黙って落ちたチョコを拾っていた。
蒼空くんは中学から一緒の人は特に知っているのだけど、直接物を渡しても基本的に受け取ってくれない。だからこうしてロッカーや下駄箱、机の中、時には教室に置かれた鞄の中に入れられたりしていた。
無理矢理渡されたものに関しては学校では捨てる訳にもいかず、そのまま持って帰るしかないという特性を利用されている。
蒼空くんは貰ったものを捨てることが出来ない。いつもどうしているのだろうか、その贈り物たちは。
ガラガラガラガラ…
凄い音を立ててたくさんの小さな箱が落ちる。
その小さな箱は言うまでもなくバレンタインチョコレートなどの贈り物で、それが床に落ちた瞬間、朝から蒼空くんが凄く嫌そうな顔をしていた。
見てるこちら側としてはそんな漫画のような、美男子のお決まり展開ある?とツッコみたいところだけど、言ったらさらに不機嫌になりそうなので黙っておいた。
「お、おはよう?」
恐る恐る蒼空くんに声を掛けると、こちらを無表情で見て「おはよ」と無表情だけど普通には挨拶を返してくれる。
「うっわ、すっげぇな」
後ろから薫くんの声も聞こえてきて、蒼空くんのチョコの量を見て苦笑いしていた。
さすがにモテる男子の薫くんでも若干引くレベルのものらしい。
「え、薫くんも朝からすごい荷物だね?」
「ああ、今登校して来る時渡されて、どうやって持って帰ろうね」
そう言いながら呑気に笑っている。
蒼空くんはそんな様子を気にすることも無く、黙って落ちたチョコを拾っていた。
蒼空くんは中学から一緒の人は特に知っているのだけど、直接物を渡しても基本的に受け取ってくれない。だからこうしてロッカーや下駄箱、机の中、時には教室に置かれた鞄の中に入れられたりしていた。
無理矢理渡されたものに関しては学校では捨てる訳にもいかず、そのまま持って帰るしかないという特性を利用されている。
蒼空くんは貰ったものを捨てることが出来ない。いつもどうしているのだろうか、その贈り物たちは。

