やばい、たった一言なのに言葉が出てこない。
蒼空くんを待たせてしまっているし。
紗月がせっかく機会作ってくれてこんなチャンス逃したくないのに。
「七瀬、落ち着いて」
慌ててしまって頭が真っ白になっている私を落ち着かせる様に静かにそんな声を掛けてくれた。
蒼空くんの顔を見ると、視線を合わせて急かすでもなくポーカーフェイスで表情は出ていないけど、怒っていない事だけは伝わる。
「大丈夫、ちゃんと待ってるから。ゆっくり話してみて」
安心させる様な優しい声で言ってくれる蒼空くんに好きが溢れてしまう。
クールだけどこんなに優しい所が好き。
「お昼、一緒したい、です。」
ようやく出た小さな声での言葉。
蒼空くんの返事を待っていると「俺、学食だけど」と言葉が飛んできた。
「あ…」
お弁当持って学食行く人なんて居ない。
しまった、完全に盲点だった。
蒼空くんを待たせてしまっているし。
紗月がせっかく機会作ってくれてこんなチャンス逃したくないのに。
「七瀬、落ち着いて」
慌ててしまって頭が真っ白になっている私を落ち着かせる様に静かにそんな声を掛けてくれた。
蒼空くんの顔を見ると、視線を合わせて急かすでもなくポーカーフェイスで表情は出ていないけど、怒っていない事だけは伝わる。
「大丈夫、ちゃんと待ってるから。ゆっくり話してみて」
安心させる様な優しい声で言ってくれる蒼空くんに好きが溢れてしまう。
クールだけどこんなに優しい所が好き。
「お昼、一緒したい、です。」
ようやく出た小さな声での言葉。
蒼空くんの返事を待っていると「俺、学食だけど」と言葉が飛んできた。
「あ…」
お弁当持って学食行く人なんて居ない。
しまった、完全に盲点だった。

