君との恋は面倒すぎる




──────ずっと好きでした、付き合ってください!



 初恋の人に人生初めての渾身の告白をした。

 高校1年生、七瀬《ななせ》 日和《ひより》。

 人生初めての告白をささげた相手は中学から3年間ずっと見てきた人、柊《ひいらぎ》 蒼空《そら》くん。バスケットボール部に入部して、その活動中のプレイを見てしまい中学1年生の時に一目惚れ。

 それから教室で勉強しているだけでも、何か食べている姿だけでも、何をしていても目が離せなくなるほど好きになってしまったが、今の今まで伝える勇気も出ず3年間片思いした。

 彼は髪は真っ黒で、制服はきちんと着こなされていて真面目そうに見え、その上感情が表情に出にくいから、人を寄せ付けにくいが、顔が整っているため女子からの人気がある。

 ただし、どんなに美人に告白されても、OKはしないと噂があった。

 私も振られる覚悟はしてきたけれど、なかなかうんともすんとも言われない時間が長く感じてしまう。

 自分の心臓の音だけが鳴り響いて、風の音も部活動をする体育館からの生徒の声も何も聞こえない。


(早く終わって、この時間…!)


 振られる覚悟は出来てるんだからもう一思いに!なんて思っていたら「いいよ」と静かな声が聞こえてきた。