花side
帰宅後、湯船につかりながらさっきの先輩とのやり取りを反芻する。
先輩、悲しそうな顔してたな…。好きな人にあんな顔させたくない。
それに、私、自分よりも人のことを優先しちゃってた。
今まで、「相手が困ってるみたいだし…」って頼みごとを引き受けてたけど、ほんとはただ、断るのが怖かっただけかもしれない。
変わろう。そう強く思いながら、シャワーを浴びてお風呂から上がった。
数日後。今は授業の合間の10分休憩の時間だ。
そろそろ次の授業の準備しなきゃな、と思ったところで、後ろの席の子に話しかけられた。
「ねぇねぇ、今日の昼休みの委員会の集まり、代わりに出てくれない?私、5時間目の課題がまだ終わってなくて…」
「いー…、ごめん。私用事があるから行けないや」
「そっかー、分かった」
一瞬、いつもの癖で引き受けかけたけど、勇気を出して断ることに成功した。ずっとあった心のもやもやが晴れた気がする。
帰宅後、湯船につかりながらさっきの先輩とのやり取りを反芻する。
先輩、悲しそうな顔してたな…。好きな人にあんな顔させたくない。
それに、私、自分よりも人のことを優先しちゃってた。
今まで、「相手が困ってるみたいだし…」って頼みごとを引き受けてたけど、ほんとはただ、断るのが怖かっただけかもしれない。
変わろう。そう強く思いながら、シャワーを浴びてお風呂から上がった。
数日後。今は授業の合間の10分休憩の時間だ。
そろそろ次の授業の準備しなきゃな、と思ったところで、後ろの席の子に話しかけられた。
「ねぇねぇ、今日の昼休みの委員会の集まり、代わりに出てくれない?私、5時間目の課題がまだ終わってなくて…」
「いー…、ごめん。私用事があるから行けないや」
「そっかー、分かった」
一瞬、いつもの癖で引き受けかけたけど、勇気を出して断ることに成功した。ずっとあった心のもやもやが晴れた気がする。



