むしょうにユリ先輩と約束を交わしたくなり、通った鼻筋に向かって小指を出してみる。
先輩は最初パチパチ瞬くだけだったものの、意味が分かると優しく微笑む。
「……約束するなら優しい約束をしたいのね、あなたらしい。いいわ、綿貫さんが私のライバルと成り得たら名前で呼んで差し上げる」
「はい!」
「そうと決まれば今夜から巡回ね!」
「はい! よろしくお願いします!」
「フフッ、本当に返事だけはいいんだから。言っておくけれどビシバシいくわよ」
「はい!!」
こうしてわたしはキャンディガール候補生とし、記念すべき一歩を踏み出したのだった。
先輩は最初パチパチ瞬くだけだったものの、意味が分かると優しく微笑む。
「……約束するなら優しい約束をしたいのね、あなたらしい。いいわ、綿貫さんが私のライバルと成り得たら名前で呼んで差し上げる」
「はい!」
「そうと決まれば今夜から巡回ね!」
「はい! よろしくお願いします!」
「フフッ、本当に返事だけはいいんだから。言っておくけれどビシバシいくわよ」
「はい!!」
こうしてわたしはキャンディガール候補生とし、記念すべき一歩を踏み出したのだった。

