僕より大きな物を背負っている君へ

三十分がたった。

全く眠れない。どうしたら寝れる?と考えていたら。

『こんこんこん』とドアがなった。

「ん?こんな時間にだれだ?」

ゆっくりドアを開けるとまおりちゃんがいた。

「やっほ…寝れなくてなんか来ちゃった」

「あっ…ほんと?実は俺もなんだ…」

「…入る?」と聞いたら「うん、入る」と言って、俺達の部屋に招待した。

奥の夜景が見える席に二人で座る。

「綺麗だね」まおりちゃんがそう言う。

「うん…綺麗」と返した。

「このまま時間が止まったらこの景色をずっと、見られるのに」と呟く。

「そうだね」と、まおりちゃんが言った。

「………」

「………」

「明日は…班別研修よろしくね」

「なに?急に改まっちゃって」そう言ってふふっと笑う。そして…

「よろしく」と満面の笑みでまおりちゃんは、言った。

まおりちゃんは、心配性だ。

彼氏でもない俺をこんなに心配して、くれるのだから。

「じゃあそろそろ…」

「そうだね。じゃあ…」


「おやすみ。」


声を合わせてそう言った。

まおりちゃんは、部屋に帰って行った。

そして、深い深い夜の中で眠る俺達だった。