僕より大きな物を背負っている君へ

「’’また明日’’か…」

いやいやまた明日も話すのか?

そんなことしたら連くんに消される。

四月なのに全身に鳥肌がたった。

「な~んで天気はこんなに良いのに、俺の中学校生活はこんなに良くないんですか~!」

という文章を大空にぶん投げたかったが、口に出さず飲み込んだ。

叫んだって何かが変わる訳でもない。

さっさと帰って、ゲームかアニメか、なんかしよ。

サドルに乗り、チャリをこぎ出した。

まおりちゃんと話してる所見られたら連くんに絶対殺される。

マジでどうしよう。と心の中で感じてため息が出てきてしまった。

「とりま、帰るか…」と言って家に帰る。

          ♢

「ただいま~」誰もいないのに、’’ただいま’’なんて言ってしまった。

「癖だな…」と呟いて靴を脱いで棚に入れて、自分の部屋に戻る。