僕より大きな物を背負っている君へ

「お前いつまで寝てんだよ~」と矢島が言う。
だが…今は声を出せない。

「矢島?春遠くん疲れてて今喋れないから」と後ろから声が聞こえた。

まおりちゃんだ。

「え?そうなの?マジごめん!」と矢島が大きな声で言う。俺は、首を横に振った。

「ねぇ、春遠くん、後で話せない?」と後ろから耳元でまおりちゃんが小さな声で言った。

俺はこくりと頷き、まおりちゃんは…

「じゃあ次の自由時間に私らの部屋集合ね?」とまおりちゃんが言う。女子の部屋か…

と思い俺はとっさにペンとメモ帳を出した。

必死にペンを走らせた。

『流石に女子の部屋は、ちょっと…』と書く。

「あ!じゃあ二人も連れてこれば?」とまおりちゃんが言った。それなら…と思った。

『じゃあ矢島たちも連れてそっちいくね』と書く。

「じゃあまた後で!」とまおりちゃんは、言って走り去った。