僕より大きな物を背負っている君へ

「…がはっ!」目が覚める。

また悪夢から覚めた。

「はぁ…はぁ…はあ…」

過呼吸が止まらない。

胸が焼けるように熱い。誰か…助けて…

「春遠くん!」誰かが俺に気づく。

まおりちゃんだ。

「はぁ…はぁ…はぁ…」過呼吸は、止まらない。

「大丈夫。ゆっくり吸って…吐いて…吸って…」
とまおりちゃんが言うようにゆっくり呼吸をする。やっと息が整った。

「ありが…とう…まおり…ちゃん」

それでもまだ苦しい。

「喋らないで、喋らなくていいから」
とまおりちゃんが言ってくれた。

バスには、俺とまおりちゃんだけが残っていた。

「みんな先で待ってるから、いこ?」

俺は、ゆっくり頷いた。

          ♢

「あ!先生きたきた」

「もぅ~遅いですよ?疲れたのはわかりますが、メリハリは、しっかりつけましょう!」

また叱られた。俺は喋らず頷いた。

「よし!ホテルに着いたので時間がきしだい、宴会場にて集合ですので、荷物を置いて来てください」

「は~い!」とみんな元気よく言うが、俺だけ頷いた。