僕より大きな物を背負っている君へ

「おっ!春遠じゃ~ん…え、どうしたの?」
と咲瑛さん言う。まおりちゃんも優雅さんもいた。

「大丈夫何でもない…ちょっと転んだだけ」

すぐに立ち上がった。

だが、まためまいがしてよろけた。

「ねぇ…やっぱり大丈夫じゃないよ…」とまおりちゃんが言う。

「いや…ほんとに大丈夫だから…」と言うと。

「でも…」とまおりちゃんが言うが、遮るようにまおりちゃんに言った。

「ほんとに!…大丈夫」少し大きな声を出してしまった。

「…わかった。気をつけてね?バスで待ってる」
と言いまおりちゃんたちは、出口へ向かった。

しばらくベンチに座り休んだ。

「そろそろ…俺も…行こ…」しばらく経って呟き、ゆっくり歩き出した。

出口をくぐり抜け、水族館を後にした。

         ♢

バスに入るとグラスの半分位が座っていた。

その中にまおりちゃんたちも座っていた。

「ごめん。ちょっと休むから着いたら教えて」

まおりちゃんは心配したような顔で…

「うん…ゆっくり休んでね」
と優しく言ってくれた。

俺は、窓にもたれかけ、ゆっくり瞼を閉じた。