僕より大きな物を背負っている君へ

「どうも~!イルカアンドラッコショーへようこそ~!」

始まった。急いで席を探す。

「あっ!あそこ」と言わんばかりに花都が何度も指を指す。

「行くぞ」と小さく言って。歩いた。

「さぁ!最初は、ラッコのマリンくんとマリアちゃんに来てもらいました~」
と言うと両サイドから、一匹ずつ出てきて十分位

様々なパフォーマンスを見せた。少し感動した。ラッコがあんなことできるなんて…とびっくりした。

「さぁ!最後は、イルカたちのショーです!」
と言うと…ラッコたちは帰って行き、前の大きな水槽から上に大きく飛んだイルカがいた。

子どもの頃は、イルカになってお空に飛びたいとか、ふざけたこと言ってたな~。

でもあまり昔のことは、思い出したくない。
だって…

「ザバァン!」と大きな音がし我に返った。

「春遠?大丈夫か?」と俺の顔を覗き込む。

「全然大丈夫だよ」と言って矢島と花都を安心させ、

イルカショーの続きを見た。