僕より大きな物を背負っている君へ

連くんだ。

「まーおり!どう?水族館」

「うん!たのしいよ!」

「そうか、そうか!」と、言いながらまおりちゃんの髪をさらっと触った。

「えー…」と少し気分が落ちた。

こんな公共の場でそれは、ダメでしょと俺は感じた。

「じゃ!行くわ」と言い走り去った。

俺は元の位置に戻る。

「ごめんね?急なこと言っちゃって」とまおりちゃんが謝ってきた。

「いや、いいよいいよ、仕方ないし」

「なんなら、俺はそうしないといけない…」

「何で?」何でって理由は一つしかないでしょ。

「連くんとまおりちゃんの関係を壊したくないから」まおりちゃんは、黙って俺の話を聞く。

「まおりちゃんには、笑ってて欲しいから、いつまでも…ずっと」

「だから俺は、離れるんだ」

そう、出来るだけ。

遠くから、君を眺める。

ずっと。ずっと…