僕より大きな物を背負っている君へ

「いや…その…その目が………だったから」

ん?声が小さくて聞こえなかった。

「その目がなに?なんて言った?」と聞くが。

「何でもない!」と言って、俺に背を向けた。

「え~結構気になるんですけど」

めっちゃめっちゃ気になる。

「あっ!そろそろ出よっか」とまおりちゃんがいう。「いいよ」と言って俺たちは、綺麗な部屋を後にした。

          ♢

「どうだった?綺麗だった?」と咲瑛さんが言う。

「すごく綺麗だったよ!早く行きなよ!」とまおりちゃんが言った。

「よしっ!じゃあ花都!行こ!」
と言い咲瑛さんが花都の手を引っ張った。

「咲瑛さんすごいな」と呟く。

「咲瑛は、フレンドリーだからね」

「なるほどね」と理解した。ところが…

「あっ…やばい。春遠くんほんとにごめん。
ちょっと距離取ってくれない?お願い」
と急な要求がきた。

「…よくわかんないけどわかった」
と言って俺は少し距離を取った。

大体五メートルくらい離れた。

そして、まおりちゃんの元へ誰かが走っていくのが見えた。