僕より大きな物を背負っている君へ

「はいっ!二名様ですね。どうぞは入りください」と言われ…ゆっくり入る。

入った瞬間俺達は、目を光らせた。

「わぁ~綺麗」とまおりちゃんが呟く。

「ほんと…綺麗だね」と共感する。

辺りには、壁も天井も水槽になっており、魚が時計回りにゆっくり回っている。

綺麗だ。そうとしか表せない。

まおりちゃんを横目で見る。

まおりちゃんは、魚たちをまっすぐみた。

じっと、綺麗な目で眺めていた。

少し見過ぎたせいで、目があってしまった。

「あっ」と声が合う。

気まずくて俺は、すぐ水槽をみた。

やっぱ綺麗だ。

俺もまっすぐただただまっすぐ眺めた。

「まっすぐ眺めてるね」と右から声がした。
まおりちゃんだ。

「えっ?どういうこと?」と俺は、聞く。

「え?あっ…」と言って、まおりちゃんは両手で顔を隠した。

「え?なになに?まおりちゃんもさっきまっすぐ見てたじゃん」と、俺は言う。