僕より大きな物を背負っている君へ

「お~い。生きてるか~」
と、声が聞こえた。まおりちゃんだ。

「まおり?一緒に行かないの?」

「そ~だよ~みんなで行こ~」

咲瑛さんに続き矢島がバスの前ら辺でまおりちゃんを呼ぶ。

「先に行っといて~」とまおりちゃんが言う。

「おっけ~先生に言っとくね~」

「ありがとう~」とみんなを先に行かせた。

「大丈夫?具合悪い?」と優しく言う。

「大丈夫…だよ。先行ってて。後でゆっくり行くから」とまおりちゃんに言ったが。

「いやいや、大丈夫そうに見えないんだけど?」
と言って、少し沈黙が続いた。

「…さっきのバス乗ってすぐの話のことなんだけど」まおりちゃんが心配した口調で言う。

「私と連に迷惑かけたくなかったから、矢島たちを別の所に連れて行ったんでしょ?」

「ご飯食べた後も気遣って出てくれたんでしょ?」とまおりちゃんは、優しくゆっくりそう言った。

「そう…矢島のやつ、まおりちゃんが付き合ってるの知らないから、強引にその場から逃げたんだ」

「やっぱりね…」とまおりちゃんが呟く。

「…そろそろ行こっか、迷惑かけるとあれだし」

そう言って、まおりちゃんは、俺の手を強く握り、俺を引っ張った。

「行こっ!」と元気な声でそう言った。

ほんとにまおりちゃんは…


いつもいっしょにいてくれる。