僕より大きな物を背負っている君へ

自由時間が終わり、全員バスに戻った。

「あ~疲れた~」と咲瑛さんが言うと。

「あと水族館だからかんばろ?」と優雅さんが言った。

「よしっ!かんばろ!」と気合いを入れて言った。

そして当たり前かのように席を後ろに向けている。

「何する~?さすがにそろそろカードゲーム以外したいよね」とまおりちゃんが言う。

「あっ!そうだ!さっき不思議な事があってさ!」と矢島がいう。

何かあったっけな~と考えている間に矢島が口に出した。

「集合写真撮った後、俺ら三人で集まったんだけど凍宮がいて、大声で呼ぼうとしたら、なんか春遠が急に止めてきてさ~。結局なんだったの?」

何で言った…言わなくてもいいだろ、それ。
と言ってやりたかった。

「春遠何でなの?」と咲瑛さんがいう。やめろ。

「どうして?」と優雅さんが言う。うるさい。

「何で止めたんだよ~、四人で回った方が楽しいだろ~!」と矢島が言う。黙れ黙れ。

深く俯き頭を抱えた。

何でそんなに質問してくるだよ…黙っててくれよ…と心の中で言った。

でも一人だけ、たった一人だけ、俺に責めて質問をしてこなかった子がいた。