僕より大きな物を背負っている君へ

「修学旅行始まったばっかなんだから、しょんぼりしてんなよ。お前らしくね~ぞ」
と不意打ちを打ち込む。

「いやいや、お前のせいだろ~が」

「はいはい、喧嘩はやめてそろそろ行くよ~」
と咲瑛さんが言った。

        ♢

お~ここか、と言わんばかりの顔をした。

「何?!あのデカい木!」

「お~でっけぇ神社だ!」

色んな生徒が感想をどんぱち言う。

「こら~、一般の人もいるので、静かにしてくださいよ」と生徒を沈ませた。

さすが先生だ。と心の中で呟く。

「さぁ!ここら辺で集合写真撮りますよ~」
と、静海先生が言うと、クラスメイトが走った。

「先生~!ここら辺?」

「俺春遠のと~なり!」

「まおり~!一緒に撮ろ~」

すごく騒がしい。でも入学当初よりかはずっと楽だった。

「行くよ~…」


カメラマンさんがカメラを構える。

「はいっ!チーズ!」

シャッター音が鳴り響いた。