僕より大きな物を背負っている君へ

修学旅行当日。

太陽がまだ登りきっていない。

「今日から、三日間修学旅行か~」

両手を上に伸ばし、そう言った。

朝五時起きとか、えぐいだろ。

制服に着替え、必要な物が入った大きなバックを肩に下げる。

「重っ…」こんなに重かったっけ?

そんな事を考えながら、家を出て車に乗った。

「じゃあばあちゃん、よろしく」

「学校でいいんよね?」と聞かれ「大丈夫だよ」と返した。

朝の六時に学校集合らしい。

早起きは、苦手だ。

          ♢

「は~い、着いたよ。楽しんでね」
とばあちゃんは、優しく言ってくれた。

「うん、行ってきます」

そう言って、俺は体育館に歩き出した。

「おっはよ!は~ると!」と言って、俺の肩に手を置いてきた。相変わらず、朝から元気な、やつがきた。

「よっ、相変わらず朝からうるさいな」

「うるさいとはなんだ、うるさいとは!」

「事実だろ?事実言って何が悪いのさ」