僕より大きな物を背負っている君へ

もう一人のクラパートの同級生の名前は、

田口 清花(たぐち さやか)だ。

小学校の頃からの知り合いだ。

「いや~まぁ、そうなんだけどさ、なんというか、彼氏持ちなのにぐいぐい来るからさ、どうすればいいか、わかんなくなるんだよな~」と返した。

清花は、女子の中で一番話しやすい。

だが、たまに喧嘩になったりすることがある。

「あ~、それちょっとわかる。やっぱ、異性の恋
人持ちとかだったら、ちょっと接しにくいよね」

「うんうん」

「ちなみに誰なの?」と聞いてきた。

「う~んと、最近で言うと、優雅さんと咲瑛さん、あと、まおりちゃん」

「えっ…」ときこえた。

「ん?どうかした?」

「春遠なの?最近まおりと仲良くしてる男子って?」

「何の話?見当がつかないんだけど…」

「いや…なんでもない…」

「そう?ならいいけど」

なんだろう、昔っから俺の言いたいこは、全部言う清花なのに、今日はちょっと変だ。

最近仲良くしてる男子?よく分かんないな…

「ん~…ま!いっか!クラリネット取ってこよ~」と言って俺は第一音楽室を出た。