僕より大きな物を背負っている君へ

「…ん?ここは?」と小さな声が聞こえた。

まおりちゃんだ。

「まおり!大丈夫?体調は?」と二人がベットのほうに身を寄せた。

「うん、大丈夫。ちょっとフラってしただけ」

「よかった~」と安心そうに二人は言った。

「まおり?春遠に言ってないの?持病のこと」

咲瑛さんが横になってるまおりちゃんに話しかける。

持病?どういうことだ?

「率先して話す事でも無いでしょ?」と言いながらまおりちゃんは体を起こした。

「そうだけど…」と、咲瑛さんが言った。何のことだかさっぱりだ。

「聞いていいか…わかんないんだけど、持病ってどういうこと?」と俺は聞いた。

「…誰にも言わない?」とまおりちゃんが言う。

「言わないよ。俺、秘密は守る主義なんだよね」
と俺は安心させるように、優しく言った。

「…私ね、実は持病持ってるの」

「昔からずっと、急に頭が痛くなったり、倒れたりしちゃうの。最悪なときは、吐きそうなほど、気持ち悪くなるの」

俺は、黙ってそれを聞いた。