僕より大きな物を背負っている君へ

「うわぁぁー!マジか~」と咲瑛さんが言った。

何とか班長にならなくて良かった。

「じゃあ班長は咲瑛ね」そう言いながらまおりちゃんがペンを走らせる。

「は~い」としゅんとした声で言った。

「副班長は春都くんね」

「は~い」と軽く返す。

「じゃあ他の人で担当きめ…」と言いかけ、ペンを落として、「ドサッ!」という音をたてながら、まおりちゃんが倒れた。

「大丈夫?!」反射的に、俺と咲瑛さんは、言う。

咲瑛さんが、まおりちゃんのおでこを優しく触る。

「熱は無さそう。でも保健室につれてかないと」と焦った声で言う。

優雅さんも、まおりちゃんに駆け寄る。

「私たちまおり連れて行ってくる!」

優雅さんがそう言うと、ゆっくり歩き出した。

          ♢

「…帰って来なくね?これやばくね?」と数分経って矢島が言う。

花都も首を縦に振った。

「俺らも行こ」と言って俺たちは、走った。