僕より大きな物を背負っている君へ

「どういう感じで座る?」優雅さんがそう言う。

「右男子、左女子でいいんじゃない?」

まおりちゃんが言うと、花都以外が「さんせい~」と言った。

どりあえず座るか、と思いながら座った。

「えっとじゃあまず、班長と副班長決めよっか」

ん?と心の中で呟く。

まおりちゃんの声が前から聞こえる。おそるおそる顔を上げる。
 
「ねぇ~、どうすんの春遠くん」

目の前にまおりちゃんがいる。連くんに殺される。

「え、えっと~ジャンケンとか?」

「まぁ、やりたい人居なさそうだし、勝った人二人が班長、副班長でいいんじゃない?」

「そうしよ~」咲瑛さんと矢島がそう言う。

「いくよ?ジャンケン、ポン!」全員が手を突き出す。

「嘘だろ…」そう呟く。

咲瑛さん、俺がグー、その他の四人がパーだ。

「えっと…春都?だよね?ジャンケンしよ!」

左斜め前から、咲瑛さんが下の名前で気安くそう呼ぶ。

そう呼ばれるのが、嫌な訳ではないけど、まおりちゃん以外の女子からそう言われると、なぜか恥ずい。

「ほら行くよ?ジャンケン…」

手をグッと差し出す。

「ポン!」