僕より大きな物を背負っている君へ

赤熊 千(あかぐま せん)だった。

「俺らもここの班狙っててさ」

まじかと、絶望する。

「まぁここは正々堂々とジャンケンで勝負やな。そっちは、誰が出す?」と聞いてきた。

後ろを振り返ると、「お…俺はいいや」と自信無さそうに矢島が言った。花都も首を横にぶんぶんふる。

こいつら…責任をおいたくないんだなと悟った。

「じゃあ俺が出るよ…」と渋々言った。

勝たないと。俺たちの修学旅行ライフが壊滅してしまう!と心の中で叫んだ。

「行くぞ…」

と合図が来る。

「ジャンケン、ポン!」と声を合わせて言った。

結果は…

「くそっ!負けたー!」という声が聞こえた。

「やったー!勝った~」何とか勝てた。

「春遠ナイス~」

「このジャンケン負けたらマジでオワタ」

花都も親指を立てて、こっちに向けておきた。