僕より大きな物を背負っている君へ

「修学旅行か~春遠、誰と組む?」

「ん~そうだなぁ、話のわかる奴がいいなぁ~」

「なにそれっ!俺が話のわからない奴、呼ばわりするなよ~」と言いながらを俺の肩を両手でつかみぐわんぐわん揺らす。

だが真面目にどうしよう。班のメンバーは男女

別々で三~四人グループを作れと先生に言われている。

どうしようと頭を抱えていたら、矢島が呼んだ。

「なぁ!後ろにいるマスク付けたやつは?」

と言われ、後ろを振り向く。

いた。あいつの名前が出てこない。たしか…

「花都 幸太郎(はなみや こうたろう)だっけ?」

俺がそう言った瞬間矢島が走った。

「なぁ!花都くん、俺らと班組も!」

はぁ…とため息をつく。本当にバカだ。

後ろから矢島の後頭部をチョップした。「いてっ」と矢島が言う。

「あほかお前は、ぐいぐい行き過ぎなんだよ。ごめんね?うちの矢島が」

だが反応が帰って来なかった。