僕より大きな物を背負っている君へ

一試合目が終わり「ふぅ」とため息をする。
快感だった。

もっと早くこの快感を味わいたかったな~

まぁあばららへんがめっちゃ痛いけど。

「ねぇ、怪我大丈夫?」と聞こえた。

振り向くとまおりちゃんがいた。

「あぁ、あばら?全然大丈夫だよ。どうかした?」

と首を傾げてまおりちゃんに言う。

「いや、私があんなとこ居たからこうなっちゃったでしょ?」と少し早口だった。

「いやいやまおりちゃんは、悪くないよ!むしろ感謝してるよ」そう言うと「え?」とまおりちゃんが声を出した。

「俺昔っからドッチボールやってたんだけど、避ける位しかしたことなくって、初めて本気で人にボール投げたんだ」

「すごく楽しかったよ。もっと早くこの快感に気づけてたらなって思った」

「そっか、それならよかった」と安心したように言った。

「あと俺が当てる前に’’がんばって’’って言った?」と聞く。

「え…そ…空耳じゃない?」

とまおりちゃんは、言った。

「ふ~ん。そっか~空耳か~」

俺もまおりちゃんに聞いてみようと思った。