僕より大きな物を背負っている君へ

「遊園地のことがあって…帰ってラインしてくれたんだけどね……なんか……もう…無理だって思っちゃって……」

まおりは深く俯きそのまま話を続けた。

「連があんなこと言ってるのも信じらなくなって…二日目のホテルにいるとき玄関から出ようと思った時にうっかり聞いちゃったの…」

連くんが俺に当たってきたあの時だ。

「もう…信じれなくなって…何を信じればいいかわかんなくなっちゃって……」

まおりちゃんの瞳から涙が出てきていた。

手で拭おうとしてるけど…涙は止まらなかった。

「まおりちゃん…しんどかったよね…」

まおりちゃんは泣きながら俺を見る。

「…俺にはまおりちゃんの辛さが…分かるんだ…俺もそれっぽいことを経験してるから…」

俺も少し俯きがちになっていた。

「何が…あったの…?」

ぶるぶるした声でまおりちゃんは訊いてくれた。

「聞きたい?」

「うん…聞きたい…」

「誰にも言わないでね」

「うん…」

俺は深呼吸を一度して、まおりちゃんに言った。

「俺の…家族ね…」

「………」