僕より大きな物を背負っている君へ

「凍宮 真織」(しみや まおり)

一番一緒になりたくなかった女の子。

いつも明るくて、元気で太陽みたいな子だ。

三組の教室に着き自分の席を探して座る。

いつでも空が見れる窓際の席だ。

すると「まーおりっ!」っと声が聞こえた。

「やっほー!一緒のクラスなんだね優雅」

まおりちゃんの一番仲のいい友達、竹野 優雅(たけや ゆうか)だ、まおりちゃんの中学からの親友だ。でもたしかもう一人…

「まおりー!」後ろのドアが、ガンっと激しくなりながらまおりちゃんの方へ走る女の子がいた。

「咲瑛ー久しぶり!」そう…もう一人の仲のいい人、宮野 咲瑛(みやの さえ)大体あの三人でいることが多い。

「この前行った店さいっこうじゃなかった!?」と宮野が言ってそれに反応するように二人が「それな~」と言う。

「はぁ」と口から出そうな単語を飲み込んだ。

俺に’’まおりちゃん’’と呼ぶ権利があるのだろうか……。

遡ること二年前……。

俺とまおりちゃんが中学一年生の頃の話。

俺は友達の誘いで吹奏楽部に入ることになった。

音楽室に行き顧問の先生が「楽器決めをするので希望用紙を配るので書いてください」と言われるがまま希望楽器を書いて、数日間オーディションをし、俺はトランペットを第一希望にしたのだが結果的に木管楽器のクラリネットを吹くことになった。