僕より大きな物を背負っている君へ

「まおり…ちゃん…」

まおりちゃんもまだ着替えてなかった。

制服のままだった。

まおりちゃんは少し儚く見える笑みを見せた。

そしてゆっくり俺の隣に座る。

「何…してたの?」体操座りで右頬を自分の膝につけて俺にきいた。

「夕暮れ見てた。窓から見て綺麗だと思ったからこの畦道で見たらもっと綺麗じゃないかなって…」

夕暮れを眺めながら俺は言った。

「まおりちゃんはなんでここに来たの?」不意にまおりちゃんに質問した。

「春遠くんがもしかしたらいるかも…って」

ちょっとびっくりした。

「え?なんで俺?」ともう一度質問した。

「……かれた」声がかすれてて聞き取れなかった。

「ん?もう一回言ってくれる?」と優しく言った。

「………別れ………たの………」

「え…」思わず声が出てしまった。