僕より大きな物を背負っている君へ

「そろそろ時間押して来てたね~」

咲瑛さんがそう呟く。

ジェットコースターの並び時間で結構時間を喰ったようだ。

「じゃ!お土産行こー!」

矢島が右拳を空に突き上げて言う。

「おー!」その流れでみんなで右拳を上げる。

         ♢

「わぁ!めっちゃ人いる!」

まおりちゃんが店に入ったとたん立ち止まって店内を見渡す。

「まぁ…ここはいつも多いよね~」

後ろから声をかける。

「よしっ…じゃあ十五分後外で集合ね」とみんなに言う。

「は~い」小学生みたいに声を合わせてみんなが言った。

なんか…従えてるみたいで、変な感じだな…

しぶしぶ思いながら、店内を回った。

まおりちゃんに買えるお土産はもうここにしかないんだよなぁ…

「…あ」俺は思わず呟いた。