僕より大きな物を背負っている君へ

「いやー楽しかった。ていうか春遠くん両手離して叫んでなかった?」

ジェットコースターから降り、出口を出た時にまおりちゃんが俺に言った。

「あー…その…なんと言うか…まおりちゃんが隣でやってたから…やってみたいなって…思って…」

人差し指で自分の頬をかきながらまおりちゃんに言った。

「そっか~…あれやってて楽しいからね」

ジェットコースターの線路を見ながらまおりちゃんは言った。

「ごめ~ん!ちょっと遅くなった~」

出口の階段を下りながら優雅さんが言った。

「ちょっと矢島くんが酔っちゃってね~」

階段を下りきって、俺とまおりちゃんに言う。

「ゆっくりでいいよ。待ってるね」

まおりちゃんは笑みを浮かべて優雅さんに言った。

「ごめ~ん…遅くなった~」

明らかに声の低さが段違いな矢島が来た。

「俺やっぱジェットコースターだめだったかな~」

矢島は青空を見上げながら呟いた。

「じゃあ…ゆっくり行こっか」

優雅さんがそう言ってみんなでゆっくり歩き出す。