僕より大きな物を背負っている君へ

「それもちがう!」とまおりちゃんは俺に叫ぶ。

「私が最初に話しかけた…あの畦道で…だから、春遠くんは悪くない」

まおりちゃんはいつも俺を助けてくれる。今だってそうだ。

「まおりちゃん…俺を救ってくれてありがとう」

「え…?」まおりちゃんは目を丸くした。

「まおりちゃんは…俺が危ない目に遭いそうになった時、いつも助けてくれる。俺にとって…すごく救いなんだ」

まおりちゃんに笑みを向ける。

「す…救い?私そんなんじゃないよ?」とまおりちゃんはちょっとだけ否定する。

「まおりちゃんはそう思ってても、俺はそう思うの」とまおりちゃんに言う。

「そ…そっか~…」

ちょっと照れてる?いや…そんなことはないか。

「ちょっと~!二人とも遅~い!ご飯冷めちゃうよ~!」

遠くから優雅さんが叫ぶ。

「時間かけ過ぎちゃったかな?ちょっとだけ走ろっか」

横目でまおりちゃんに言う。

「いいよ。早く行かないとね」

まおりちゃんは満面の笑みを見せた。