僕より大きな物を背負っている君へ

「どれにする?」とまおりちゃんが奥から来て俺に聞く。

「う~ん…じゃあこの子にしよ」

茶色の馬でピンクっぽい色のサドルが着いている馬にした。

「じゃあ私は……この子にしよ!」

「え?」

まおりちゃんは俺の隣の馬に乗った。

なぜとなり?まぁいっか…

まおりちゃんは白馬で水色のサドルが着いている馬に乗った。

「なんでその子にしたの?」と思わず聞く。

「え?…え~と…」少し目を閉じてしばらく経って目を開けた。

「凍宮だからかな?」

さっぱり分からない。どういうことだろう。

「それは…どういう?」

「私の『凍宮』の『凍』って冬っぽくない?だからサドルが水色で白馬の子を選んだの」と白馬を見ながらまおりちゃんは言う。

「それに…」と言って俺がまたがっている馬を指指す。

「春遠くんの『春』はピンクっぽいイメージがあるから、正反対の季節が交わるここにしたの」

まおりちゃんは少し目線を落として喋る。

…ん?まてよ…