僕より大きな物を背負っている君へ

「それはまぁ…わかる」

優雅さんが矢島のことが好きということを今思い出した。

優雅さん…本当は今日矢島と喋りたかったのでは?といつも思う。

俺のことが好きな人はこの世に存在しているか…いや、ないな。万に一つもない。

「とりま部屋行って準備してバス行きまっか!」

小走りで部屋に戻り、準備してバスに行った。
今回は矢島の忘れ物は一つもなかった。

         ♢

「おーい!こっちこっち~!」

ホテルから出た俺達を一目散に見つけ咲瑛さん達が大きく手を振っていた。

六人でバスに乗り、しばらく経って車が動き出した。

いつものように椅子を回転し、「何しよっか」と咲瑛さんが言う。

それから俺達はいつものように、カードゲームや雑談を繰り返した。