僕より大きな物を背負っている君へ

「そうか?気のせいだろ」後頭部に両手をあてて横目で矢島に言う。

「そうかな~?…」顎に手をあて、目を閉じて呟く。

「花都はどう思う?」と右の花都に聞く。

手帳を取り出しペンを走らす。

『わかんない』と書いていた。

「そっか~…ま!それはまた今度聞くとして…早く飯行こ~ぜ~!」と言って走りだす。

「え…ちょ…待てよ~!」

花都と一緒に矢島を追いかける。

         ♢

「お!春遠達じゃ~ん。おっは~」

大広間に行く途中でいつもの三人が待っていた。
まおりちゃんと目が合ってちょっとだけ目を逸らす。

「今日の飯なんだろ~」

「なんだろうね~」

矢島に続き、優雅さんが口を開く。

今日は昨日一緒に行動した班と一緒に朝食を食べるらしい。

嫌いな男子と一緒に食べるくらいならこの班で食べた方がずっと楽だ。