僕より大きな物を背負っている君へ

「まおり…ちゃん…」思わず名前を呟いた。

「………」まおりちゃんは何も言わず体操座りをして自分の膝に頭の側面を付けて、笑みを見せながら俺の方をまじまじと見つめる。

「あ…」と思いつく。

「えっと…お…おはよう…?」とまおりちゃんに言う。

「もぅ~…言うの遅い。てかもう昼だよ?」

顔を上げて俺にツッコむ。

「あ…たしかに…もう昼だった…」

しばらく経って、お互いがお互いを見つめ、

「ぷ…」と息を合わせて言って、目を閉じて二人してお腹を抱えて笑う。

「はぁ~あ。おもしろ」とまおりちゃんが手で涙を拭き取りながら言う。

「ほんとにね」とまおりちゃんに返す。

「じゃあそろそろ行くね」と言って立ち上がり、

まおりちゃんは自分のチャリの方に歩いて行った。

そして…

「約束!守ってくれてありがとう!」

とまおりちゃんは大声で俺に叫ぶ。

「あ…と…隣に来てくれてありがとう!」

と俺もまおりちゃんに叫ぶ。

「ばいばい!また明日!」

「うん!また明日!」

そう言ってまおりちゃんは帰って行った。