僕より大きな物を背負っている君へ

「ん~それは…連が決めた事でしょ?」

断りの返事ではなく…予想外の言葉が飛んできた。

「私は…春遠くん達と一緒に回りたい」

俺を包みこむ両手を右手で握った。

「連がなんと言おうと…私は皆で回りたい…」
 
もう片方の手でも握る。

「今日…六人で回ってすごく楽しかったの」

「だからさ…一緒…回ろ?」

「うん…」

必死に涙をこらえるが、涙は止まらない。まおりちゃんが俺から離れていく。

後ろにゆっくり振り向いた。そして異変を一つだけ見つける。

「まおりちゃん…泣いてる…?」

「え…」まおりちゃんも泣いていた。

「あれ?私…泣い…てる」

お互い涙を拭き取る。そしてゆっくり立ち上がる。

「あ…空…綺麗…」

まおりちゃんが小さく呟き、俺も空を見た。

「うわぁ…綺麗な空~」

星が何千何万と光っており、まるで星に包まれた感覚だった。

「こんな時に限って…」

呆れた声でボソッと呟く。