僕より大きな物を背負っている君へ

「別になんでもね~よ。疲れだけ」

呆れ声で矢島に言う。

「そかそか!」と満面の笑みで返してきた。

「じゃ!俺ら他の男子と遊んでくるから!」

そう言って花都を連れて矢島は出て行った。

「寝ちゃおっかな…」

誰もいないしこのあとは何も予定ないし早く寝てもいいはず…

ゆっくり瞼を閉じたその時だった。

『こんこんこん』

「誰かきた?」

ボソッと呟き玄関の方に足を運ばせる。

「は~い」と言いながらドアを開ける。

開けたその瞬間、胸の鼓動が早くなる。

「やっほ…春遠」

睨めつけられるような顔を向けてきた。

「な…なんで俺の部屋がわかったの…?」

「ん?あぁ~…まおりに聞いた。まさか隣の部屋だなんてな…」

冷たい声音が辺りに響く。

じっと見つめてくる。

「な…なに…連…くん…」

「単刀直入に言うとさ…」



「まおりとはさ、話さないでくれよ」