僕より大きな物を背負っている君へ

「なんか…疲れちゃったね」

まおりちゃんはまっすぐ俺を見て言う。

「そう…だね」

今日起きた出来事を振り返りながら言う。

まおりちゃんと咲瑛さんの手を繋いだこと。

まおりちゃんをトラックから助けたこと。

まおりちゃんとツーショットを撮ったこと。

そして…


まおりちゃんと一緒に居られたこと…


「…まおりちゃんって綺麗なもの好き?」

不意にまおりちゃんに質問をする。

「綺麗なもの?ん~好きだよ」

好きなのか…まぁ…そうか。

「俺ね。綺麗なもの好きなんだ」

まおりちゃんがふふっと笑い。

「なになに急に。じゃあなにが好きなの?」と質問をしてきた。

「俺が綺麗で好きなものは…」


「夕焼け。」